場所はカロンにあるタボーンパームビーチ。
まずは１５：００ロビーにて、ウェルカムドリンクと、冷たいおしぼりをいただき、日本人スタッフの方と、シェフがお出迎え。クッキングクラスは通常英語で開催されるのですが、日本人スタッフの方の時間が許せば、通訳などもしてくれるということです。

挨拶とプログラムの説明のあと、会場であるオールドサイアムレストランの一角に移動いたします。
レストランは屋外と室内があり、教室スペースが作られるのは室内ですが、高級感のある造りと、アンティークな絵などが飾られたスペースはちょっと格好いい！
この日は、さくらこの他に、ヨーロピアンのカップル2組が参加されていて、合計5名でのクラスとなりました。

ガス台のそばには、包丁、まな板、食材それぞれが、きれいな器に並べてありました。んーーー、さすがホテル。どこを見ても美しく飾られてあり、なんだか芸術作品に取り掛かるような気持ちにさせられてしまいました。

この日のメニューは

１．トムヤムクン（えびのスパイシースープ）
２．ゲーンキアオワーンガイ（グリーンカレー、鶏肉入り）
３．クルアイブワッチー(温かいココナツミルクに入ったバナナ）

の3品。通常メイン2品とデザート1品という形で教えてくれるそうです。
さくらこは、以前オールドサイアムで何度かトムヤムクンを食べていますが、海老だしのコクといい、まろやかさといい、上品さが漂っていてこの秘密は何だろう？　と興味津々だったんです。なので、じきじきにシェフに教えてもらえて、ラッキー。

料理はアシスタントシェフが見本を見せながら、生徒の代表が同じように作っていきます。シェフは作り方の説明と、コツなどを教えてくれます。最初に日本語で書いてあるレシピを渡してくれるので、言葉に自信がないという方は、最初にレシピに目を通しておくか、レシピを見ながらメモを書き込んでいくのも良いと思います。

さて、トムヤムクンですが、作り方は秘密〜。参加してのお楽しみにしておきますが、いくつかコツを盗んできました。タイ料理は、香りを大切にするので、材料が煮立つまでは、おたまなどで頻繁にかきまぜないほうが良いということです。また、海老やシーフードを入れた後も、かき混ぜすぎず、さっと火を通す程度、材料のレモンとナンプラーの割合は同じにするといい・・・等など。勉強になりました！

グリーンカレーは、ココナッツミルクをたくさん使いますが、使用するのは、上澄みの上質な部分がいいということで、カレーペーストを炒めながらミルクで伸ばす時は、上澄みを使いました。また、火が強すぎるとナスの色が変色してしまうこと、砂糖でも椰子砂糖を使うとコクが出るなど。深みのある味にしあがりましたよ。

さて、試食タイム。
どれもコクがあって、とってもおいしくて、「早く御飯持ってきて〜！」という気分になりました。試食タイムのあと、夕方から、ちゃんと夕食として、作ったもの＋何皿かのタイ料理をサーブしてくれるので、勉強もできて、オールドサイアムでの料理も堪能できるという、なかなかお得なクラスでした。

参加者の感想としては、もっと手がかかるのかと思っていたら、どの料理もスピーディーにできるので、ビックリした・・・ということ。もっと身近にレシピに取り入れたいという声、しきりでありました。

さて、クラスの中には、お楽しみ「ベジタブルカービング体験」もあります。キュウリやトマトをつかった、目に麗しい付け合せを、特殊なナイフを使って、作ります。

クラスが終了したら、一人一人に「クラス終了認定書」が授与されます。参加者の名前と、ホテルマネージャーとシェフのサイン入りです。ちょっと嬉しくなっちゃいました。

時間があれば、是非参加してみてほしい、このクラス。料理だけでなくタイ文化も学べるし、他の参加者とのコミュニケーションも楽しい！月・水・金の午後15時から17時ぐらいまで、ちゃんと夕食も付きますので、タイ料理を食べたい！と思っているならば、自分で作って・・・というのも楽しいですよ。